秋山かほる
秋山かほる

議会報36号 (2013年2月)

 大正製薬の広大な跡地にすごいスーパーが建設中です。広い売場では目的のものを探すのも大変だろうと思います。駐車場も広いので、車を置く場所が遠いと、店まで歩くのも一苦労な広さです。

 近所のスーパーが撤退したら高齢者は買い物も大変になるから「対策を考えないと」、という声も聞こえます。私もこれから年を重ねていくことを考えると身近で必要なものが手に入るお店には、残って欲しいと思います。とり合えず、あの大きなお店ができても、3回に2回は今まで通りに買い物をしようと思う今日この頃です。

 あの大きな道路が地元の交通を妨げないように、地下を走る構造であった「都市計画決定」がなぜ実施されないのか?「世の中の決まり」というのは、庶民だけに課せられたもので、力のある人たちには関係のないことなのか?「力のある者」に政治が媚びていく仕組みは、あちこちに見られますが、世の中の大多数は「庶民」。いつか、これが力となることを信じて、今日もがんばろう!

 3月議会は1年の予算を決める大切な議会ですが、高齢者福祉も子育て支援も削られています。議会の圧倒的多数は自民党と公明党なので、すんなり通ると思いますが、庶民の意地でがんばります!!傍聴に来てください。


3月議会に提出される議案は40件

 上尾市議会に提出されている議案は40件。その中に今年度最期の補正予算と4月1日から実施される新しい予算があります。上尾市の新しい政策で金額の大きいものは…

上尾駅駅前広場に時計と通路にベンチを置く=6400万円
集会所2箇所を新築する補助=6700万円
埼玉新都市交通の原市駅整備=1億7100万円
上尾道路、領家工業団地のアクセス道路用地購入など=2億2800万円
電線地中化工事費=9000万円
中央小学校改築工事費=7億円
市民体育館を地域振興公社への委託費用=6200万円
上尾市土地開発公社から土地購入費=15億2400万円
※補正予算でも10億3400万円計上=合計25億5800万円

目だって減っているもの

高齢者の配食弁当費用=3200万円から>28万円へ
敬老祝い金や記念品費用=1億円から>4900万円へ

 子ども手当てが来年から児童手当に変わり、予算では2億1800万円ほど支給費用は減っています。この支給世帯は昨年から子どもの扶養控除が減ったり、なくなったりで、そのための住民税は6億7000万円の増税になる予定です。

※詳細はネットワークの会報で

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上尾土地開発公社からの用地買収について

 高度成長時代、土地の値段が毎年上がりました。市の政策を実施するにあたり、公共用地を先行取得する必要があり1972年に土地開発公社による用地買収が可能になりました。以来、議会で承認の必要が無い用地買収が実施されてきました。しかし、公共事業に使われず、塩漬けになった土地が問題になり、国が基準を設け健全化への指導をしてきました。上尾市もこの基準に合致しないところがあり、対策を求められています。聞くところによると国の実施する3セク債を利用し、公社は解散すると言われていましたが、ここに来て存続ということになりました。全体で50億円ほどの土地買収費が必要ですが、試算された時価は27億円。このまま黙って良いですよとは言えません。実態を明らかにしたいと思います。また、引き続き公社を存続させるべきか市民にも問いたいと思います。

待機児童を減らせない上尾市に対策を迫ります

 以前から待機児童を減らすために、保育所の増設を取り上げてきました。この予定で待機児童が減ると答弁もされ、実施もされていますが、待機児童は減らず、保留児童に至っては増えるばかりです。そもそもの予定がまちがっているのです。きちんとした検証と対策が必要です。桶川市や北本市が待機児童を減らしているのは、駅前保育ステーションが大きな役割を果たしています。国の補助がついたとき、一般質問で実施するように求めましたが、送迎バスに補助がないこと、これからの保育所増設で対応できるといったけれど。できてないでしょ!!

市民が健康で暮せる対策について

 寝たきりや痴呆にならないための介護予防政策が必要な人は昨年7千人以上。  年間6百人以上増えています。しかし対策を実施するには予算が必要です。来年 度予算ではどんな予定なのか、力を入れたい政策なので、がんばります。

「自転車のまち上尾」と街づくりについて

 他市では、「○○のまち」と銘打って、街づくりや地域活性化対策に役立てています。上尾市にはその視点がありません。しかし、以前には検討されていて、地域おこしや街づくりの視点も検討されていました。上尾市の特徴は、スローガンがあっても中身がないこと。予算がついても土木建築費用や用地買収費ばかりが多く、市民生活向上の視点がないと思います。地域おこしと上尾市の政策が連動できるようにがんばります!


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お奨め!消費生活講演会
■ TPP参加で暮らしはどうかわるか?

鈴木宣弘氏
講師 鈴木宜弘さん 東京大学大学院教授
3月22日2時~4時 コミセン
主催 上尾市消費者団体連絡会

とてもわかりやすく、面白くお話ししていただけます。 お奨め講演会です。
ぜひおいで下さい。 申込み、詳細は広報22pを見て下さい。


定例会のご案内

■ 秋山かほると市民のネットワーク・定例会

3月23日(第4土曜) 午後1時30分~
上尾コミュニティセンター 和室