秋山かほる

■ 秋山かほると市民のネットワーク・定例会

8月27日(第4土曜)午後1時30分~
上尾コミュニティセンター2階集会室
9月24日(第4土曜)午後1時30分~
上尾コミュニティセンター2階集会室

議会報告とみなさんの意見を聞く会です。どなたでも参加できます。

秋山かほる 秋山かほる

●秋山かほるの一般質問

●委員会で論議になったこと

●参議院選挙が終わり、自民公明が多数を占めました

●秋山かほると市民のネットワーク 「定例会」のお知らせ

秋山かほる

多くの市民のみなさんから
駅東口近くにある図書館本館を38億円もの経費をかけて
上平地区に移転させるのは税金の無駄遣いであり、おかしい! という声をいただきましたので、一般質問で問いました。
びっくりです!!

かほるの一般質問


2014年1月22日の市長以下幹部が参加する政策会議で図書館の上平地区への移転が決まりました。その、政策会議の議事録にそって一般質問をしました。

 議事録では、
(1)現本館の建替え、移転の場合は
(2)上尾駅西口大駐車場、
(3)大谷北部第4区画整理地内、
(4)平公園の西側にある土地の4か所についての意見が記されていました。
 また本館移転の住民説明会でも以上4案の検討がされて、上平地区に移転が決まった、とありましたので、議事録に沿って聞きました。

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現本館建替えについての検討

(面積2,418平方メートル、図書館面積2,337平方メートル)

質問≫施設拡張が困難とあるが、用地買収の努力をしたか?
回答≫
していません。
質問≫現在の57台ある駐車場では不足とされているが、駐車場が満車になるのはどんな時か?
回答≫赤ちゃんおはなし会のときはベビーカーでくる人が多く満車になる時がある。
質問≫工事中は閉館になり、資料の一時保管が困難とあるがどんな検討がされましたか?
回答≫していません。
質問≫他市ではどのようにしているのか?
回答≫本庄市は1年2か月間、仮図書館に移転して運営していました。

▲これが建替えはできないとされた、当局の検討結果でした。

 拡張のために何の努力もせず、移転のための資料の一時保管についての検討もしていませんでした。 駐車場が満車になる時もある「赤ちゃんを対象とした事業」は、図書館本来の図書の貸し出しとは違い、児童サービスの中の一部の「子育て支援」とされており、本来の目的ではありません。そもそも現図書館第一駐車場用地は、増築も考慮に入れて10年前に購入しています。購入の経過に疑問があり教育委員会は知らないということなので調べました。後で述べます。上平地区への移転では途中で複合施設に変わり、図書館部分は今の図書館よりも小さくなるにもかかわらず、本館の拡張や改築は検討もされませんでした。図書館が手狭なので新しくする必要がある!とは何だったのでしょうか?これでは駅東口の図書館の建替えを検討したことにはならないと思いますが、どうでしょうか。

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上尾駅、西口大駐車場用地に建設を検討

(現有面積2328平方メートル 買収予定2046平方メートル
上平用地買収費より1億円多く出すとこの土地を買うことができます)

この場所がダメな理由

駅近であり民間駐車場も空いている所が多いので、なぜだめなのか、問いました。

市長は「駐車場は西口商店街の活性化のために必要」ということでした。

 この土地は1982年に土地開発公社が駅東口開発の代替地として購入し、34年間も放置され、今後も市街地整備の代替地として利用することになっていますが、臨時で駐車場にしている土地です。駐車場として購入した土地ではありません。市は公社に買い取る面積と金額を指示できますが、購入後2~3年で公社から買取ることになっています。

 しかし、34年も放置された結果1億円近い銀行に支払われた利子も含め5億円以上で買い戻すはめになりました。購入当時と比べると土地の価格も大幅に下落しているにも関わらず、市は当時の価格と利子を含めた価格で買い取る義務があります。2012年から2016年度までに上尾市が公社から買取る土地価格は52億円以上で、その時価は4年前の計算でも27億円くらいと見込まれます。市民は約25億円もの血税を、決まりを守らない市政のために、負担するはめになっているのです。

 この市場価値の高い駅前の駐車場は、このままの市政が続くと、業者に安値で売ってしまう可能性も否定していません。業者はこの土地を高く売りさばくことは目に見えています。土地開発公社の理事長は市長です。市長は人が集まる図書館よりも、駐車場の方が商店街の活性化になると思っているようですが、見解の相違です。スポーツを目的に上平公園に来た市民が、公園を出て図書館まで出かける可能性を強調し、現行40万人の利用者は倍になると予想していますが、専門家の意見は違います。相乗効果という点では、すぐそばの駅や商業施設の方が、相乗効果は高いと思います。利用者倍増の根拠は何かと聞くと「これから努力する」でした。上平用地が駅前用地より優れているとは理不尽です!

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大谷北部第4区画整理地内

(現有面積4,248平方メートル  買収予定4,152平方メートル)

 

 この場所で建てた場合は西と東の2館図書館を建てることを前提に検討されたとありますが、市長は、大谷地区は中心市街地から遠い印象があると発言。大谷が遠くて、上平が遠くないという根拠はなにと問うたら「場所は上尾バイパスの東側にあり、バスも通っていないので遠い」でした!

 この土地は1980年に大谷小学校の建設予定地として市が土地開発公社に買収を要請して、約3億8419万円で購入しましたが、別の土地に学校を建てたために放置されました。よって今年度市が買い取った額は4億6772万円にもなっています。上尾バイパス沿いの土地です。
 市長は上平在住なので、上平は近くて、大谷は遠いのでは?私の住んでいる平方地区では上平図書館へバスで行くと午前10時に家を出ると、着くのは昼頃。充分遠いです!こんなことを言ったらきりがないので、中央図書館は駅近辺が良いのですが、市長はしきりに上平地区に建てることを主張しています。

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上平公園外、西側の用地

(現有面積 なし 買収予定7080平方メートル)唯一市所有地がありません!

市長が決めた理由

 自然環境が良く、ゆったりした環境がよい。上尾駅や北上尾駅からの距離を考えると妥当な場所である。中心市街地でなくても自転車によるアクセスは可能。上平公園に近いのでスポーツとの相乗効果がある。 すでに地権者とは問題ない状況まできている。で・・・・上平地区に決定!! え~~!
 1月22日に移転を決めて、何と3月議会に上平地区に移転する測量費用などが計上。異例の速さ!!

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他にも疑問があるので問いました

 用地が5000平方メートルであること、駐車場が100台確保できることを新中央図書館の前提条件としていますが、駅から遠い所を前提にしているから100台もの駐車場が必要で、駅に近ければ公共交通機関が充実しているので、必要ないのではと問うたら
答えは どこに建てても大きな駐車場は必要。え~~!

 5000平方メートルは上尾市の規模だとこの大きさの建築物が可能ということ。中身より規模で決めています。まるで富士見小学校のようです。引越し後見に行きましたが、図書スペースは広いが本棚に本がない!
 子どものための図書スペースではなく、建築業者のための大きな規模。体育館の屋上にプールも!!

 前政策会議で文化センターの複合化も考えられるので、耐震診断を待ってからという部長の意見に対して、市長はそんな時間の猶予はないと反論しています。理由は図書館サービスの不足。蔵書数が増やせない・閲覧スペースや学習スペースが不足としているが、不足はいつから認識しているのかと問うた。

答え≫10年ほど前から
 これが、市長がすでに実施されている耐震診断を待てない理由??10年前に市は増築も考え、現第一駐車場用地を公社から約1億54万円で購入。しかし、公社は市の要請により12年前6月15日に㈱ソクラテスから購入。ソクラテスは6月4日にこの土地を手に入れていました。

 図書館は本の貸し出しが業務です。市内で貸し出しの多い図書館を、分館を含め3位まで示しその理由も問うたら。1位・現図書館本館(本が多い)2位・大石分館(西の拠点館)3位・駅前分館という答え。

 ちなみに良く使われる図書回転率(貸出数÷蔵書数)を見ると図書館本館2.0 駅前分館は5.8 浦和パルコ上階の図書館は3.2、川口駅前図書館は3.5、海老名市のツタヤに委託した図書館(通称ツタヤ図書館)は1.39です。駅前という立地がいかに市民にとって良いものか。また、税金で建てた図書館を民間利益のために使うことが、いかに市民にとって良くない結果になるのかということは明白です。

 私は、図書館本館はすでに購入した土地を利用するべきであり、駅近隣が望ましいと思います。
 また、上平地区には上平公園の中に市民が集える上平分館を作り、現上平公民館機能の拡大を図るべきと考えます。今まで被った用地買収による無駄な市民負担と不透明な経過を見ると前市政を継承している島村市政による用地買収と、他市と比べても膨大な建設費には納得できません。2億円あれば、和光市並の介護予防事業を実施することができて、介護状態になる人を半分に減らすことができるのです!! 税金は市民生活のために、使われるべきです!!

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委員会で論議になったこと・・

パークゴルフ場整備 用地買収、6億290万円の不思議

 戸崎にある川沿いの田を上尾市の公共残土の処分地として使い、ここを公園とするために地元自治会や区会など関係住民団体を集めて検討委員会をつくり3回目の話し合いで、テニスコートやパークゴルフ場や公園の配置などの最終案を決めて解散したそうです。その後急きょ市が説明会を招集して前検討委員会全員を集めることなく、38ホールの有料パークゴルフ場と大型バスも含む大きな駐車場をつくることを決めたそうです。民間委託をして運営するそうです。

 腹を立てた地権者は市に土地を売らない人達も出ているのに、市はゴルフ場を前提として売る人だけの土地を買収する費用を計上しました。委員会は自民・公明は賛成、民進・共産、私は反対で 3対3で賛否が分かれましたが、民進党の池野耕司委員長の賛成により、予算は賛成の勝ちでした。この地区は狭い道も多く、住民のための公共施設が足りない地区でもあります。このままの状態で、他市の人達がお金を出して集まる施設より、住民が望んだ案で進めるべきだと思います。この市政ではそんなことは通用しないことはわかっているのですが・・・

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文化センター耐震化と改修工事

合計18億2636万円 内耐震工事は約2.億5千万

 審議議案は通常1週間前に議員に提示されます。しかし文化センター関連の落札と金額の案は議会が始まったその日に7件も追加議案として提示されました。楽屋新築工事2億5700万円守屋八潮建設、事務棟改修3億4840万円島村建設、事務所棟電気設備工事2億4,369万円島村電業、事務所棟冷暖房空調設備2億4084万円アサヒ住建、ホール改修2億8,620万円千代本興業、ホール電気設備工事2億1,263万円島村電業、ホール冷暖房空調工事2億3,760万円早田工務店。合計で18億2636万円です。

 このうち実際の耐震工事費用は約2億4,200万円です。文化センターはこれまで14年前の大規模改修から始まり、近年まで10億7,400万もの改修工事を実施してきました。またですか!!落札した業者のうち談合情報が寄せられていた会社が3社ありました。私は全ての工事に賛成できませんでした。耐震工事を中心にすれば、こんなお金はいりません。いったいいつまでこんなことを続けるのでしょうか。

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秋山かほる

参議院選挙が終わり、自民公明が多数を占めました


経済政策は与党も野党も大した違いはありませんでした
私たちの暮らしはよくなるのでしょうか?

 私たちは東日本大震災の被災地支援のために、所得税と住民税を多く納めています。それが何に使われているかわかりません。でも福島県で現職の大臣が落選しました。沖縄でも大臣が落選。東北も秋田を除くと自公は議席を取れませんでした。

 安倍政権になって3年半コメの値段は20%も下落しました。TPPが締結されれば、もっと下がるでしょう。消費税は上がり、社会保障や年金は減。労働の規制改革によって広がった非正規雇用はついに4割を超え、その74%は年収200万円未満です。そして世界一長時間働くのは日本の労働者です。こんな労働者が増え{雇用が増えた}と言う。

 働く人々の賃金を抑制すれば企業収益は上がります。大企業の内部留保はアベノミクスで280兆円から350兆円まで膨らみました。70兆円増です。タックスヘブンで税を逃れている企業や大金持ちに正当な課税をすれば、最低でも消費税2%分になるということです。現在の規模で保育士さんの給料を平均賃金まで引き上げ、足らない保育所を新設し、全ての小中学校、高校、大学を無償化しても8兆円もかからないそうです。

 内部留保を増やし続けるより、労働の規制改革で賃金を下げるより、若年労働者へ分配を増やせば、少子化もすぐに解消できるのに・・・

GDPの6割は個人消費です。
国民に消費できるお金を分配すれば、すぐにでも解決できるのに・・・

 安倍首相の10兆円の経済対策。10年納めれば年金を支給。払っていない人には払ってくれという通知がくるでしょう。無年金者は生活保護(全額税金)年金は(掛け金)次は掛け金との調整です。年金受給年齢を引きあげが検討され、今、掛け金は株の下支えに使われています。下支えできなければ、株は下がります。今の年金掛金の損失は5兆円です。こんな国はどこにもありません。

 インフラ輸出のため5年で20兆円を使う。中国のAIIBと対抗です。中国のGDPは購買力平価でアメリカを抜き世界1位。今も6%台の成長を維持。対抗している米国に変わり、日本が中国包囲網の急先鋒です。そんなお金がどこにあるの??もう銀行もマイナス金利の国債はいらないという。経済も自衛隊も米国のために奉仕しないでほしい。